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天竜二俣駅　運転事務所（動画撮影：さかつうギャラリー）


プロトタイプは天竜二俣駅（てんりゅうふたまたえき）にある運転区事務室です。
天竜二俣駅は、旧国鉄の二俣線（現在は天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線）の所属のようですが、1930〜40年代は遠州鉄道が当駅まで乗り入れており、そのころの様子をイメージした空想半分のありそうななさそうな作品ということで、こうした作品タイトルになっています。
イメージ優先の作品とは言え、存在感、説得力はご覧の通り。まず圧巻は内外破綻なく表現された引違窓と、その数。板壁の一枚一枚異なる木目は薄い木材を本物の建物さながらに組み合わせて作る岡倉氏ならではの表現。そして重みとノスタルジックな雰囲気をまとわせた絶妙なウエザリング塗装が全体に施されています。
さらに、この繊細な構造でほとんどの引き戸が可動式、屋根が取り外し可能という、類まれな工作力も魅力です。
単体で展示、内装や電飾の追加、レイアウトへの組み込みと様々にお楽しみください。

ほかにも　岡倉禎志氏の作品　がございますので、どうぞご覧ください。