「元祖・拾の渓温泉郷 Jyunotani hot spring resort -- Ganso (Where It Began) 2026」(動画制作:EdoTyouninZ)
前作「拾の渓温泉郷 入口駅」にて、温泉郷へと向かうための電気軌道線(路面電車)の始発停車場周辺の風景を模型化しましたが、今回作は温泉郷の風景を題材としています。
2018年「弐の渓温泉 電気軌道」、2020年「参の渓温泉 電気軌道」以来の里山もの第2弾です。
場面設定は 昭和初期ごろ(昭和元年=1926年)。 江戸時代(1603 - 1868)に源泉が発見され、最初は小さな湯治宿だけだったところが、時代の経過と共に大きな浴場といくつかの旅館(宿泊施設)が出来上がった架空の温泉郷、という設定です。
電気軌道線(路面電車)の停車場を降りるとすぐに土産物屋や食堂があり、橋を渡って川の反対側へ行くといくつかの旅館が急な山肌にへばりつくように建っています。
建物・鉄橋・木造橋・トンネル入り口部分(レンガ積み)など、すべてオリジナル設計によるフルスクラッチです。(レーザーカッター使用、データはCADによるオリジナル)
屋根瓦・街灯・電柱・など、一部にメーカ製素材を使用
山尾比呂士氏 作品一覧
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作品内の建物・要素(解説より)
0:電気軌道線の停留所(路面電車)
電気軌道線は「路面電車」の事で、日本の法律では「鉄道」と区別されており、「駅」ではなく「停留所」です。
1:瀞渓楼 湯本屋(せいけいろう ゆもとや/旅館)
この地に温泉が見つかった後、江戸時代に初めての湯治宿として創業した旅館「湯本屋」が、大正時代(1912 - 1926)に電気軌道線が開通した際に3階建てに改築し、屋号を「瀞渓楼 湯本屋」と改めた、という設定です。
小さいながらも1階部分に内湯(建物内の温泉浴場)があります。 現在のように、各部屋に浴室があるわけではありません。
2:松風館(しょうふうかん)新字:松風館
電気軌道線開通後に新しく開業した旅館、という設定です。
もともと山の斜面だったところに無理やり建物を作ったので、建物を支える「清水の舞台」のような柱が必要でした。
3:翠峰館(すいほうかん)新字:翠峰館
「松風館」(建物-2)と同じく、電気軌道線開通後に新しく開業した旅館、という設定です。
4:延命湯(えんめいゆ)
新規参入組の二つの旅館、「松風館」(建物-2)と「翠峰館」(建物-3)が共同運営する形の大浴場、という設定です。
江戸時代までは公衆浴場(銭湯など)は男女混浴が普通だったそうですが、明治時代(1868 - 1912)になると当時の政府により厳しく取り締まりが行われ、ようやく男女別となったそうです。
ネット上には「東京などの大都市以外の地方では禁令が行き届かず男女混浴がしばらく続いていた」という記述も見当たりますが、ここではコンプライアンスの問題があるので、男女別といたしました。
老舗の「瀞渓楼 湯本屋」(建物-1)の宿泊客が利用できるのかどうかについては、旅館までお問い合わせください。
5:湯本屋 みやげ舗(ゆもとや みやげほ)
電気軌道線の開通に合わせて、「瀞渓楼 湯本屋」(建物-1)が開いた土産物屋という設定です。
6:みやげ舗 山灯屋(みやげほ さんとうや)
「湯本屋 みやげ舗」(建物-5)と同じく、電気軌道線の開通後に開業した土産物屋という設定です。
お隣の「湯本屋 みやげ舗」と同じようなものを売っていたはずです。
7:お食事処 清水屋(おしょくじどころ しみずや)
この温泉郷がまだひなびた湯治場だった頃の江戸時代からあった「茶屋」が前身の食堂、という設定です。
8:銘菓処 望渓堂(めいかどころ ぼうけいどう)
少し離れた宿場町にある和菓子屋さんが、支店を出したという設定です。
立地に合わせるため、本店とは屋号を少し変えています。
9:木造橋
江戸時代からある橋ですが、電気軌道線が開通する前はこの付近に渓流を渡る橋はここにしかなく、湯治場へ向かうには欠かせない橋だった、という設定です。
10:鉄筋コンクリート橋
電気軌道線の開通に合わせて旅館2つが新規開業しましたが、それからしばらくして昭和初期にできた 鉄筋コンクリート橋、という設定です。
それに合わせて対岸(温泉街側)に石垣(擁壁)や 階段、後述する「露店風呂」(11)も新しく整備されました。
11:露天風呂
鉄筋コンクリート橋の建設に合わせて新しくできた 露天風呂、という設定です。
この温泉地に新規開業した二つの旅館の下、渓流沿に作られました。
現在でも 河川敷(川の両岸)は国や自治体の所有地のほか、歴史的な経緯により個人所有も認められているケースがあるそうですが、現在では「河川法」という法律により、川岸の形状や川の流れを変えるような工事は自由にできないということです。
しかし昔はその辺が緩かった、という想像に基づく人工物です。
ここではおじさん2人がゆっくりくつろいでいます。